Procession to peace / 平和への行列



 全日本吹奏楽連盟主催による2001年全日本吹奏楽コンクールの課題曲として採用されたこの作品は1999年の夏に作曲されました。作曲当初、課題曲応募への意志は持っておりませんでしたが、作品をより多くの皆さんに演奏して戴き、作品を通じて少しでも多くの方々に平和についてあらためて考えて戴ければと思い、応募する決断を致しました。採用されるかどうかは大変不安でしたが、幸いにも希望が叶い、21世紀最初の、課題曲の中の1曲として採用されました。


 1998年に行われたインドとパキスタンの相次ぐ原爆実験に憤りを感じて創作した小生の作品、「そして全ては失われた」(ブレーン株式会社レンタル楽譜)が某吹奏楽団の演奏会で演奏された際の聴衆の方々からのアンケートの中に、「身につまされる思いなので、この作品を門外不出にして欲しい」との主旨のコメントがありました。それを読んだ際、私自身複雑な感情を持ちましたが、過去の過ちや責任を責めたてるのではなく、より積極的に、現在抱えられている問題を直視し、平和への解決方法を探る必要があるのではないかと感じました。が、私自身が出来ることは何かと考えた際、あらためて自分の無力さに愕然としてしまいました。しかし、このままで終わらせるという事は、結局は自分自身を否定してしまうことになると感じ、この「平和への行列」と「平和への祈り」の創作にとりかかった次第です。


 タイトルにある「平和」は戦争解決のみを意味することではなく、「環境問題」や身の回りに起こる様々な問題、特に最近では毎日のように殺人事件のニュースなどが聞かれます。学校ではいじめの問題などもクローズアップされてきました。さらには企業(職業)モラルの低下で色々な問題が噴出しております。そうした種々多様な問題の解決も含め、「平和」を広義にとらえていただければと思います。また、「行列」は具体的なものを表したものではなく、全ての人々が一丸となって平和に向かって何らかの行動する意味を含めたつもりです。


 作曲者としては、「そして全ては失われた」「平和への祈り」「平和への行列」を一連の作品とし、「平和への行列」が課題曲としてのみの役割に終わらず、本当の平和が訪れるまで演奏され続けられることを願うものです。

Procession to Peace has selected as one of band competition music on 2001 by All Japan Band Association (AJBA) was composed on summer 1999.


At first, Akira did not have an idea to send the piece to the selection by AJBA. However, Akira hopes Procession to Peace will be play by many many bands and many people will consider about PEACE through this music again. Therefor Akira had the decision to participate in the selection. Fortunately, the music has selected as one of competition music.


" and all on the earth had gone " that Akira felt the strong indignant over the atomic test of India and Pakistan 1998 was performed on a concert. Then, I got a message from one of audience. That was "Please do not perform AND ALL ON THE EARTH HAD GONE because I was deeply touched by the music too much" When I red it, I had very complicated feelings. I also thought we do not blame or reproach passed errors and responsibility, positively face many problems and we need to search many ways to get true peace.


However, I depressed me when I thought what I can do for peace because my power is very small. So, I got a conclusion that I must compose " Prayer to peace " and PROCESSION TO PEACE.


Akira is thinking PEACE on the title means not only to stop war but also to solve environment pollution, murder cases, bullying in school, dropping of occupational morals etc..


Three pieces, AND ALL ON THE EARTH HAD GONE, PRAYER TO PEACE and PROCESSION TO PEACE are on one series. Akira hopes PROCESSION TO PEACE will be perform until we get true peace on earth not only as one of competition music.




 山中よしこ 様の御好意により「平和への行列」のイラストを掲載させていただきました。尚、この作品の著作権は山中 様に帰属されておりますので、無断コピーなど著作権侵害に当たる行為は絶対に行わないようお願い申し上げます。

 (ここに掲載されている作品は、ページの関係で実際の作品より縮小されております)