Little Suite Tubium Dance / 小組曲  テュービアム・ダンス



 5つの小品から構成されてるこの作品は、次のタイトルが付けられています。

 1. テュービアム・ダンス

 2. ワルツ

 3. ソロウ・ダンス

 4. ユーフォニアン・ダンス

                5. ファイナル・ダンス


 1曲目の「テュービアム・ダンス」のテュービアムはユーフォニアムとテューバを組み合わせた造語で、8分の5拍子で書かれています。2曲目の「ワルツ」は、アニメーションなどで想像するようにテューバとユーフォニアムがワルツを踊ります。3曲目の「ソロウ・ダンス」は「悲しげな踊り」、うなだれた感じが伺えると思います。4曲目の「ユーフォニアン・ダンス」は「ユーフォニアム国家」の楽しげな踊りです。タイトルの「ユーフォニアン」も造語です。意味あいとしては「ユーフォニアム人(?)」のつもりです。終曲は1曲目とほぼ同じ作風で、シリアスにテューバ・ユーフォニアムが踊ります。


 2003年4月に作曲され、初演は同年7月、山本孝先生(東京音楽大学教授-2003年現在)の還暦のお祝いのパーティで行われ、山本孝先生御自身に捧げられました。公としての初演は、2003年12月、「北とぴあ つつじホール」で開催された「東京音楽大学テューバ・ユーフォニアム・アンサンブル 第25回 定期演奏会」で行われました。ちなみに、その時の演奏者は、井上美果(Euphonium 1st)、内田真美(Euphonium 2nd)、寺山香澄(Tuba 1st)、西村早織(Tuba 2nd)の4人の方々でした。写真は演奏会のためのリハーサルにお邪魔した時のスナップです。